【工務店が解説】家づくりの失敗あるある5選と後悔しないための対策

2025.08.18

「家づくりを始めたものの、何から手をつけていいか分からない…」

「後悔はしたくないけど、どんな失敗があるんだろう?」

家づくりは、人生で最も大きな買い物です。だからこそ、失敗を避けて、心から満足できるマイホームを建てたいですよね。

この記事では、徳島の工務店として家づくりをサポートしている私たちが、過去の経験から得た「家づくりでよくある失敗5選」とその具体的な対策を徹底的に解説します。

この記事を参考に、家づくりへの不安を解消し、理想のマイホームを手に入れるための道筋を見つけていきましょう。

1. 予算オーバーで理想を諦める…!資金計画の失敗

家づくりの失敗で最も多いのが、資金計画の甘さからくる予算オーバーです。多くの人は、住宅ローンの借り入れ可能額をそのまま家の予算と考えがちですが、これは大きな落とし穴です。

○失敗しないための対策

・総費用を把握する「費用シミュレーション」

土地購入費、建物本体工事費、外構工事費に加えて、「諸費用」を忘れずに含めましょう。登記費用、火災保険料、ローン保証料、水道負担金、そして意外とかかる引っ越し費用や新しい家具家電の購入費など、すべてを含めた「総費用」でシミュレーションすることが大切です。

・ライフプランニングの重要性

家づくりにかけるお金は、今後の人生設計に直結します。将来の教育費や老後の生活費も考慮し、「無理なく返済できる額」から逆算して予算を立てることが何より大切です。たとえば、年収500万円の場合、月々の返済額は10万円前後が無理のない目安となります。

・返済比率の目安

住宅ローンの年間返済額が、年収に占める割合(返済比率)は、手取り年収の20%〜25%以内が無理のない目安とされています。

2. 使いにくい間取りの盲点!生活動線と収納の失敗

「間取りはプロに任せれば大丈夫」と思っていませんか?しかし、実際にくらしてみると「家事動線が悪くてストレス…」「収納が少なくてモノが溢れる…」といった後悔は少なくありません。

○失敗しないための対策

・動線を「見える化」する「シミュレーションボード」

間取り図を見ながら、家族それぞれの1日の行動をシミュレーションボード(紙やアプリなど)を使って可視化してみましょう。朝起きてから、キッチンに立ち、洗濯物を干し、子どもを送り出す…といった一連の流れを追うことで、無駄な動きや不便な点が浮き彫りになります。

・「生活空間」と「収納空間」をセットで考える

ただ収納スペースを多く設けるだけでなく、「何を、どこに、どれだけしまうか」を具体的に考えましょう。例えば、玄関横にアウターをかけるクローゼット、リビングに子どものおもちゃをしまう棚など、使う場所の近くに収納を配置することで、片付けが楽になります。

・将来を見据えた「可変性のある間取り」

子どもが成長して個室が必要になったり、将来的に親と同居する可能性があるなど、家族構成の変化にも対応できるよう、間仕切り壁を後から作れる設計や、フレキシブルに使える多目的スペースを設けることも有効です。

当社の施工事例では、こうした工夫を凝らした住宅も多数掲載していますので、ぜひご覧ください。

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3. 電気配線の失敗!コンセント・スイッチ計画の落とし穴

「コンセントが家具で隠れて使えない」「ここに掃除機をかけたいのに届かない!」

コンセントやスイッチの位置は、建物の完成後に簡単に変更できません。この失敗は、住み始めてからの不便さとして、日々のくらしに大きな影響を与えます。

○失敗しないための対策

・全家電の配置を「シミュレーション」する

間取り図のコピーを使い、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、パソコン、スマホ充電器など、部屋ごとの家電や家具の配置を細かく書き込みましょう。さらに、それぞれの家電に「電源」と「アース」が必要かまでチェックすることで、コンセントの数と位置が明確になります。

また、今後普及してくるであろう電気自動車や屋外の電気設備も考慮し、外回りのコンセント配置も意識しましょう。

・使う場所と「高さ」を意識する

一般的なコンセントの高さは床から25cmですが、使う場所によって高さを調整することが重要です。例えば、キッチンカウンター上の家電用コンセントは高めに、トイレのシャワートイレ用は目立たない位置に、といった工夫がくらしやすさを大きく左右します。

○「将来の備え」を忘れない

「ロボット掃除機を導入したい」「スマートスピーカーを置きたい」など、将来的に取り入れたい家電やくらし方を考慮し、少し多めにコンセントやLANケーブルの配線を確保しておくと、将来のリフォーム費用を抑えることができます。

4. 建ててから後悔…色や素材選びの失敗

○失敗しないための対策

・サンプルは「大きなサイズ」で確認する

小さなサンプルで見た色と、実際に広い面積に塗られたり貼られたりした時の色の見え方は大きく異なります。できるだけ大きなサイズのサンプルを取り寄せ、実物を目で確かめることが重要です。

・太陽光の下で色味をチェックする

照明の下と太陽光の下では、色の見え方が変わります。特に外壁の色を選ぶ際は、晴れた日の太陽光の下でサンプルを確認するようにしましょう。

・プロのコーディネーターに相談する

工務店に在籍するプロのコーディネーターは、色や素材の組み合わせ、照明との相性まで考慮した専門的なアドバイスをくれます。あなたの「好き」を伝え、一緒に理想の空間を創り上げていきましょう。

5. 信頼できないパートナー選びの失敗

家づくりは、工務店と一緒に進める「二人三脚のプロジェクト」です。しかし、「担当者との相性が悪い」「要望がうまく伝わらない」といった失敗も、家づくりを後悔させる大きな原因となります。

○失敗しないための対策

・「会社選び」ではなく「人選び」の視点を持つ

会社の実績やデザインも大切ですが、それ以上に重要なのが「担当者との相性」です。あなたの話を親身になって聞いてくれるか、専門用語を使わずに分かりやすく説明してくれるか、些細な疑問にも丁寧に答えてくれるか、といった点を重視して選びましょう。

・「第三者の声」も参考にする

見学会に参加して、実際に建てた人の声を聞いたり、SNSやブログでその工務店の評判をチェックしたりすることも有効です。施主の生の声は、会社の信頼性を判断する上で非常に貴重な情報源となります。

・見積書の中身を「徹底的に」確認する

提示された見積書が、「一式」といった曖昧な表記になっていないか確認しましょう。何にいくらかかるのかが明記されているか、追加工事の費用はどこまで含まれているのかなど、詳細までしっかり確認することで、後々のトラブルを防ぐことができます。

入念な事前準備とパートナー選びが理想のすまいへのカギ

家づくりには、たくさんのお金と時間、そしてエネルギーが必要です。しかし、今回ご紹介した失敗例を事前に知っておくことで、心から満足できる家づくりは必ず実現できます。

姫野組住宅センターでは、お客様一人ひとりの想いに真摯に向き合い、専門的な知識と経験で、あなたの家づくりを全力でサポートします。

「家づくりって、何から始めればいいの?」

「理想のくらしを叶える間取りが知りたい」

そんな小さな疑問からでも構いません。まずは一度、あなたの夢を私たちに聞かせてください。

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